トレセン

トレセンとは

トレセンというのは「ナショナルトレーニングセンター制度」の略で、日本のユース育成の中心的役割を果たしている選手育成の取り組みのことです。

トレセンでは、チーム強化ではなく、あくまでも「個」を高めることが目標です。世界で闘うためには、やはり「個」をもっともっと高めていかなくてはなりません。レベルの高い「個」が自分のチームで楽にプレーができてしまって、ぬるま湯のような環境の中で刺激なく悪い習慣をつけてしまうことを避けるために、レベルの高い「個」同士を集めて、良い環境、良い指導を与えること、レベルの高い者同士が互いに刺激となる状況をつくることがトレセンの目的です。

トレセンの流れ

地域によって、トレセンの種類・形態は違いますので、ここでは、当チームの所属する地域を中心に説明します。

日本サッカー協会の「ナショナルトレセン概要」より

【男子】

大田区トレセン

第8ブロックトレセン

第1地域トレセン

東京トレセン
↓ ↓
↓ JFAフットボールフューチャープログラム(全国)東京からは2チーム(32名)が参加

関東トレセン

ナショナルトレセン関東

ナショナルトレセン

【女子】

第8ブロック女子トレセン(トライアル中)

東京女子チャレンジトレセン

東京トレセンU-12女子

関東トレセン(女子)

関東女子トレセン(選抜)

ナショナルトレセン関東

ナショナルトレセン

トレセンに選ばれるには

各トレセンによって、選考基準の表現は異なりますが、トレセンに選ばれるために普段から特別に実践することはありません。
まずは自分のチームで活躍すること、責任をもった行動をとること、この2つが大事です。

トレセン選考基準
大田区トレセン・テクニック
 1v1 攻守において確かな技術、自信を持っている。
・戦術理解度
 攻守の個人戦術を理解し、ゲームにおいて自分で判断できること。
・フィジカル
 身体のサイズ、スピード、強さ。決して身体が大きいことだけでなく俊敏性、身体の使い方など、この年代における必要なフィジカル。
・人間性
リスペクト&フェアプレーの精神を持ち、オン・オフザピッチにおいて責任のある行動をとれること。リーダーシップ。
東京トレセン①サッカーの特性を理解し、楽しさに触れながら 、楽しさに触れながらプレーする選手
②観て判断する選手
 ・次のプレーを意識し、どのタイミングで、何(ボール・ゴール・味方・相手・スペース)を「観る」のかが判る。
 ・off the ballの場面で「観る」ことにより、判断を伴ったテクニックの発揮ができる。
③判断を伴ったテクニックの発揮をする選手(ファーストタッチの質・プレーの選択)
 ・左右同じようにボールを意のままに扱える確かな技術、ボールを簡単に失わない確かな技術
 ・on the ballの場面で周りを「観る」ことのできる技術+ベースとなる確かな技術
 ・個人戦術の理解とプレーでの具現化→攻撃の優先順位、守備の優先順位
④攻守に関わり続ける選手 攻守に関わり続ける選手
 ・「ボールに寄る」「パスしたら動く」「周りを観る」「ボールを奪いに行く」「off the ball での動きの質」
⑤積極的にコミュニケーションできる選手
 ・積極的に自分の考えを伝え、他者の思いを受けとめることができる選手
⑥リスペクトの心をもてる選手
  ・勝利のために全力でプレーすることは大切であるが、「勝つためには手段を選ばない」という考え方を断固排除することがフェアプレーの原点である。さらに相手・審判員・味方・競技役員・観客・競技場・施設・用具等に対しても、リスペクトの心をもつこと。

トレセンに選ばれなくても

小学生年代でトレセンに選ばれなくても、J下部組織以外にジュニアユースクラブや中学サッカー部が多くあり、成長は続けられます。
中学年代で、まだトレセンに選ばれなくても、ユースクラブや高校サッカーが数多くあり、成長は続けられます。
高校年代で、まだトレセンに選ばれなくても、大学サッカー、社会人クラブ、JFLなどがあり、そこから日本代表に這い上がってくる選手も少なくありません。

選手の成長時期・成長期間、そして成長率は人それぞれに様々であり、小学生年代では全選手が可能性を秘めています。
保護者の方は、小学生年代でトレセンに選ばれるかどうかがすべてではないことをご理解ください。

大切なことは、以下のことです。

  • トレセン選手は、選ばれたことで満足せず、さらに上を目指して努力を続けること。
  • トレセン未経験の選手でも、諦めず、向上心を持ち続け努力すること。

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